僕らの時代 ~少年期①~

団塊の世代の次の世代、僕らは本当に楽しい少年期を過ごした。これは、同世代の多くの人々が同意してくれると信じている。

とにかく、愉快で楽しい時代だった。もちろん、貧富の差があって、暮らしの内容はそれぞれの家庭で違っていただろう。それでも、物心ついた頃には、政府が「もはや戦後ではない」と発表。高度経済成長の真っ只中を突き進んで、イケイケドンドンが世の中のムードだった。

そんな時代を盛り上げたのは三種の神器で、テレビ、洗濯機、冷蔵庫。さらにいろいろな家電が家庭を華やかに彩った。中でも、テレビは子ども心に嬉しかったことを覚えている。もう、友達の家に、おじゃましなくて済む。そして、洗濯機、掃除機ときて、いよいよ冷蔵庫。家庭内の景色が変わった気がした。

とにかく、世の中のがどんどん姿形を変えていった。チキンラーメン、週刊漫画雑誌、東京オリンピック、新幹線、マイカー、マイホーム、ビートルズ、グループサウンズ、フォークソング、カラーテレビ、大阪万博・・・。いろいろな物とイベントなどが嵐のように、家庭を吹き抜けていった。

フォークソングの登場は衝撃だった。「歌手」や「レコード」は全く別世界のものと思っていたが、自分で作って自分でギターを弾いて歌う。そして、レコードまで出してしまう。そうして良いんだ。僕らは自由だ。

そんな、時代がどうしてそうだったのか。僕らは、「いい気になって」ただ時代の波に流されていただけなのか? 

読書の梅雨♪

何気に買ったJALの機内誌に連載されていたエッセイ。著者は浅田次郎氏。

面白いので、文庫本を購入。3冊で、今は2冊目を読んでいるのだが、短編集もあることを知って、これも購入。

両方とも、ゆっくりと読んで、楽しんでいる♪


同級生♪

小説をあまり読まない。特に長編は、性格的に苦手だ。ただ、短編は好み。で、一番は、エッセイ。

たまたま、JALの機内誌をメルカリで購入。で、連載されている浅田次郎氏のエッセイを読んで、さっそく単行本を手にいれた。これも、メルカリ。

へーっ、浅田氏は1951年生。同級生なんだ。

で、読み進めると、納得する点が多々あって楽しい。もちろん、氏は江戸っ子で、関西育ちの僕とは感性の微妙な差はあるが、それにも増して、昭和のあの時期を体験したという、連帯感の方が大きい。

ゆっくり、楽しくページをめくっている♪